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消炎・鎮痛貼付剤使用時のポイント

接触皮膚炎Q&A2)

医療関係者が接触皮膚炎を疑うべき患者の症状には、どのようなものが挙げられるか?
また、その場合はどのように対処すべきか?
症状 対処法
消炎・鎮痛貼付剤を使用後、皮膚症状(かゆみ、発赤など)が出現した。 接触皮膚炎の可能性がある。皮膚科専門医の診断と対応が必要。
  貼付剤を使用後、当日あるいは翌日に発赤症状が出現した。 刺激性接触皮膚炎の可能性がある。重篤な場合は入院設備のある皮膚科専門医のいる病院へ紹介する。
  貼付剤を使用後、すぐに痒くなり外用したところに蕁麻疹が出現した。 そのまま使用していると、呼吸困難、気分不良、ショックになる可能性のある危険な症状である。ただちに皮膚科専門医のいる入院設備のある病院へ紹介する。
  貼付剤を使用後、はじめは症状が良くなっていても、ある時から貼付剤を使用している部位に痒みや紅斑、丘疹、滲出液などが急に出現した。 アレルギー性接触皮膚炎の可能性がある。重症になると、リンパ節腫脹、全身に拡大、発熱などを伴う。ただちに皮膚科専門医のいる入院設備のある病院へ紹介する。
  紫外線を浴びた後、浴びた部位にかぶれの症状が出現した。 光毒性接触皮膚炎、光アレルギー性接触皮膚炎の可能性がある。ケトプロフェンを含有する貼付剤では、強い光アレルギー性接触皮膚炎を生じることがある。この副作用はよく知られており、頻度も低くはない。光パッチテストを行える設備のある皮膚科専門医のいる施設へ紹介する。
副作用の起こりやすい時期はいつか?
  • 刺激性接触皮膚炎(重症)

    使用直後、あるいは当日に痛みを伴って皮疹が出現する。

  • アレルギー性接触皮膚炎

    あらかじめ感作されている場合は24~72時間後に皮疹が惹起される。
    感作されてはじめて発症する場合は1~2週間後に皮疹が発症する。

  • 光毒性接触皮膚炎・光アレルギー性接触皮膚炎

    紫外線の照射量が多い春~秋に発症しやすい。
    (同じ貼付剤を使用していても、紫外線曝露がなければ発症しない)

患者側のリスク因子には、なにが挙げられるか?

患者側のリスク因子

  • 皮膚のバリア機能が障害されている患者
  • 医薬品、化粧品による接触皮膚炎の既往のある患者
  • 薬疹の既往のある患者
接触皮膚炎の推定原因物質には、どのような物質が挙げられるか?

消炎・鎮痛貼付剤については、有効成分(NSAIDs)および基剤・添加剤により発症すると報告されている。

  • NSAIDs のブフェキサマクやイブプロフェンピコノールは接触感作原性が高く、ケトプロフェンは光アレルギー性接触皮膚炎を引き起こし易いことで知られる。
  • 基剤であるラノリン、セタノール、亜硫酸ナトリウムや、防腐剤であるパラベンは多数の外用剤に含まれており接触皮膚炎の頻度が高く7-9)、保湿成分であるプロピレングリコール、1,3 ブチレングリコールも稀ではあるが接触皮膚炎の報告が増えている10)
                 
  • 2) 厚生労働省:重篤副作用疾患別対応マニュアル 薬剤による接触皮膚炎. 平成22 年3 月
  • 7) 大磯直毅:皮膚疾患をおこす化学物質・金属類-2006:対策シリーズ. パラベンにアレルギーがあるときの対応およびパラベンを含む医薬品・市販品・食品について. 皮膚病診療, 28( 増), 108-113, 2006
  • 8) 杉浦真理子 ほか:皮膚疾患をおこす化学物質・金属類-2006:対策シリーズ. ラノリンにアレルギーがあるときの対応. 皮膚病診療, 28( 増), 114-118, 2006
  • 9) 池畑恭子 ほか:抗真菌剤基剤中の亜硫酸ナトリウムによる接触皮膚炎の2 例. 皮膚, 38, 198-202, 1996
  • 10) Ikezawa Y, et al:Two cases of contact dermatitis due to 1,3-butylene glycol. J Environ Dermatol, 11, 59-64, 2004
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